不祝儀・香典のマナーはデリケートですので、可能な限り宗教的なしきたりを考慮した対応をとるべきです。通夜や告別式の際に持参しますが、マナーには注意してください。お香典は通夜か告別式のいずれかに持参するします。
霊前への供えという意味合いに加え、葬儀の費用に対する助け合いを意味しています。香典を入れる不祝儀袋とは、現金を包む水引がついた袋のことです。別名としてお悔やみ用ののし袋、香典袋などの呼称があります。表書きは極力、相手方の宗教に合わせるようにします。
一般的には、御霊前でほぼ問題ないと考えられますが、キリスト教などでは、御花料などの表記にします。香典返しは、香典や供物を頂いた方に対して、お礼の手紙やお返しの品を送りますが、時期に注意してください。忌明け法要の時期に行うのが一般的であるとされています。
自らの最期の時をどう迎えるかは、人間に課せられた永遠のテーマではないでしょうか。誰でも一度は死を迎える訳ですから、死について前向きに議論をすることは決して悪いことではありません。近年増えているのが、葬儀・告別式の際に香典や供花をあらかじめ辞退しておく形式です。
もちろん葬儀は執り行いますが、記帳だけをしてもらう方式です。核家族化の影響もあり、跡継ぎがいないという家庭も増えています。また、近隣の住民や職場の同僚に迷惑をかけたくないという配慮もあるようです。通常の葬儀・告別式の場合は、香典の金額に頭を悩ませるケースも多いのではないでしょうか。
5000円〜10000円が相場になっていて、職場の同僚等であれば連名にすることが多いと聞きます。表書きに関しては宗派によって異なりますので、事前に調べておく方が無難でしょう。